本を探す/book search


もしもこの日が終われば(スウェーデン・絵本・スウェーデン語)

Om dagen tar slut

画家:ペール・グスタフソン | 文:リーサ・ヒーデル Ill. Per Gustavsson | Text:Lisa Hyder

カテゴリー: IBBY オナーリスト絵本/picture books

IBBYオナーリスト2020_イラストレーション作品

『もしもこの日が終われば』

突然、男の子は、自分がこの世からいなくなることへの不安に襲われる。大人は、世界はいつか終わるという。それは、もっともな気がする。不安から沸き起こる、生命の起源や人生の意味、死についての疑問。答えが見つからない、こんな大きな問題を、子どもひとりでは抱えきれない。でも一日の終わりには母親が、大丈夫だと安心させてくれる。ふたりが生きている限り、世界の終わりは来ないと。夢のような情景のなかで、現実と超現実が融合し、日常的な人や物が非日常なものと共存する。光と影をうまく使った微妙な色あいの絵が、男の子の気分や感情を伝えている。

画家について 1962年生まれ。スウェーデンで最も人気のあるイラストレーターのひとり。イェーテボリ大学でイラストレーションとグラフィックデザインを学ぶ。1995年に絵本「ボールをとめて!」でデビュー。ノンフィクションやマンガを含め多くの児童書を手がける。型にとらわれない「お姫さま」と「王子さま」のシリーズは、同国の児童書におけるジェンダー議論に影響を与えた。受賞歴も多く、2014年には「影の部分」でエルサ・ベスコフ賞を受賞。

出版社 Opal
初版年 2017年
ISBN 978-91-7299-868-1
ページ数 44頁
サイズ 31×24
対象年齢 3歳から
キーワード 世界の終わり、空想、不安

Om dagen tar slut

  • Ill. Per Gustavsson | Text:Lisa Hyder
  • Opal
  • 2017
  • 44 pages
  • 31×24
  • ISBN 978-91-7299-868-1
  • Ages 3 +