どうぶつのむら(ガーナ・絵本・英語)
Animal Village
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2020_イラストレーション作品
『どうぶつのむら』
1匹のカメが、セネガルのザルマ人に伝わるむかし話から得た知恵で、干ばつで荒廃した村を救う。飲み水がなくなると、カメは井戸を掘るようにと助言する。動物たちは地面を掘ってみるが、水が出てこないのでカメを追い出す。カメは別の場所で水が出るまで忍耐強く井戸を掘り、わいてきた水を持って村に戻り、他の動物にも分け与える。動物たちはカメに知恵があることを認め、困難な時には協力して問題を解決しなくてはいけないと悟る。あざやかな色のコラージュを用いた絵は、サハラ以南の文化の豊かさと活気を伝えている。ザルマ人の文化と地理についての情報も掲載。
*画家について ハーバード大学を卒業し、アメリカに住みながらアフリカ各地を歴訪している。「狩人と黒檀の木」(2002)は、イタリア語、ゲール語、韓国語に翻訳され、2003年にストーリーテリング世界資源栄誉賞等を受賞。本書は、アメリカの書評誌「カーカス・レビュー」が選ぶ2018年のベスト・インディ・ブックとなり、2018年の優秀文芸国際図書賞ではむかし話部門で金賞、絵本部門で銀賞を獲得。2019年にはCABAオナー賞も得ている。
出版社 | Sub-Saharan Publishers |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-9988-647-68-1 |
ページ数 | 34頁 |
サイズ | 29×27 |
対象年齢 | 6歳から |
キーワード | 干ばつ、共同体、ザルマ人 |
Animal Village
- Nelda LaTeef
- Sub-Saharan Publishers
- 2018
- 34 pages
- 29×27
- ISBN 978-9988-647-68-1
- Ages 6 +