破格構文!(スイス・読みもの・フランス語)
Anacoluthe! Aventures au cimetière des mots oubliés
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『破格構文! 忘れられた言葉たちの墓場での冒険』
パラレルワールドに住むパタケスとヴェイは、日常から消えて忘れられた言葉たちの墓守として、時代遅れの言葉を話す昔の小説の主人公ベネディクトを守っている。そこへ21世紀から、国際共通語(グロービッシュ)や俗語を話すトムという少年がやってくる。ベネディクトとトムは反発しあうが、やがて互いを理解しはじめる。言葉には衰退していく面と、創造性や順応性により進化や変貌を遂げる面があることを、戯曲の形で伝えている。生徒たちに演じさせれば、文法の教科書以上の効果があるだろう。
*作家について 1958年、ローザンヌに近いルナンにうまれる。教師をした後、記者及び劇評家・文学評論家に。ローザンヌ・ヴィディ劇場で14年間演出助手も務める。短編、詩、小説、戯曲を創作し、2008年にはヨーロッパ文学賞翻訳助成金を受けた。
出版社 | Actes Sud |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-2- 330-12038-2 |
ページ数 | 73頁 |
サイズ | 18×13 |
対象年齢 | 7歳から |
キーワード | 言葉、ファンタジー |
Anacoluthe! Aventures au cimetière des mots oubliés
- Text: René Zahnd | Ill. Laurent Corvaisier
- Actes Sud
- 2019
- 73 pages
- 18×13
- ISBN 978-2- 330-12038-2
- Ages 7 +