ゼブ(オランダ・読みもの・オランダ語)
Zeb.
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『ゼブ』
11人の同級生が11の話を語る構成になっている。第1話では、イマラが、クラスに転校してきたばかりのシマウマのアリアネについて語る。次に、ネオピーが、どうやって10月の第4水曜日に「泣くこと」が廃止されたかを語る。そうやって、同級生が次々と話をした後、最後にアリアネが、担任のカト先生が結婚することになったいきさつを話す。わけのわからぬ出だし、微妙なニュアンス、思いがけないひねり―どの話にもとんでもない論理がある。大胆なイラストレーションも、文章と同じようにユーモラスで魅力的だ。
*作家について 1985年、ハーグ生まれ。小学校の頃からお話を書いていた。2007年に出したデビュー作「何も言うな!」で高く評価され、2009年の第2作「病気」で、史上最年少の銀の石筆賞受賞者となる。IBBYオナーリストに選ばれた作品もある。2014年の「洪水」で、オランダ・金の額縁賞(YA作品が対象)を受賞。本書も、2018年に出たオランダ児童書のなかで、最高レベルの1冊とみなされている。
出版社 | Leopold |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-90-258-7394-3 |
ページ数 | 90頁 |
サイズ | 25×18 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 学校、ファンタジー、想像力 |
Zeb.
- Text: Gideon Samson | Ill. Joren Joshua
- Leopold
- 2018
- 90 pages
- 25×18
- ISBN 978-90-258-7394-3
- Ages 9 +