花の島のネコ(韓国・読みもの・韓国語)
Kkot-seom Goyangi
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『花の島のネコ』
4つの物語からなる短編集。物語の主人公は、いずれもホームレスのネコやイヌである。強い生命力をもった彼らのそばには、孤独や悲しみを抱えた人間がいる。いつしか動物と人間は、互いの胸の内を察したり、苦しい境遇を思いやったりするようになる。支え合いながら、それぞれが生きる力を回復していく姿を描いた物語。
*作家について 1963年仁川生まれ。1987年仁川の万石洞に貧民街の子どもたちのための〈線路わきの勉強部屋〉を開設。2001年には江華島に移り、農村の子ども向けの勉強部屋を開設した。両地域の子どもたちとの定期的な活動は、文化芸術活動にまで発展し、〈線路わきの小さな学校〉となる。2000年『ねこぐち村のこどもたち』(邦訳:吉川凪訳、廣済堂出版、2002)、「ケンイブリマルの子どもたち」がチャンビ出版「よい子どもの本」コンクールで大賞を受賞し、作家活動を開始した。童話「紙のごはん」(2002)、エッセイ「花は多いほどいい」(2016)、青少年小説「その日、ネコが私のところに来た」(2016)、「みんなカモン」(2015)、「ジョーカーと私」(2013)、「私の東豆川」(2018)などがある。
出版社 | Changbi Publishers |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-89-364-4294-1 |
ページ数 | 177頁 |
サイズ | 23×16 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 社会的不公正、貧困、ホームレスアニマル |
Kkot-seom Goyangi
- Text: Joong-Mi Kim | Ill. Yoon-Yeob Lee
- Changbi Publishers
- 2019
- 177 pages
- 23×16
- ISBN 978-89-364-4294-1
- Ages 10 +