大きな黒い鳥(ドイツ・読みもの・ドイツ語)
Der große schwarze Vogel
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『大きな黒い鳥』
母親が突然亡くなってから、ベンの家族は時が止まったかのようだった。6歳の弟カールは、なんとかいつもどおりに過ごしているが、父親はふさぎこみ、ベンも周りの友人たちにどう接していいかわからない。ただひとり、友人のリナだけは違っていて、ベンはリナに次第に惹かれていく。作品は、〈母の死よりも前〉〈今〉〈その後〉の章で構成され、ベンの家族の変化を、ともに感じられるようになっている。家族の死という重いテーマが扱われているが、感傷的になりすぎることなく、巧みな筆致で生の喜びについても描かれた作品。
*作家について 1978年生まれ。高校教師で演劇教育にもたずさわる。作品に、ドイツ児童文学賞にノミネートされた「ムックスとの夏」(2015)、「深海クラゲのダンス」(2017)などがある。
出版社 | Beltz & Gelberg |
---|---|
初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-3-407-75433-2 |
ページ数 | 181頁 |
サイズ | 22×14 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 母、死、友情、悲しみ |
Der große schwarze Vogel
- Stefanie Höfler
- Beltz & Gelberg
- 2018
- 181 pages
- 22×14
- ISBN 978-3-407-75433-2
- Ages 12 +