まぼろしの自転車乗り(エストニア・読みもの・エストニア語)
Fantoomrattur
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『まぼろしの自転車乗り』
エストニアの都市タルトゥでは、近頃、不審な事件が頻発している。女の人たちの高価なハンドバッグが、自転車に乗った泥棒に盗まれているのだ。マリの母親もお気に入りのバッグを取られてしまった。そこでマリは、「スープタウン秘密結社」の仲間と事件の解決に乗り出す。
*作家について 1973年、フィンランドのヘルシンキで生まれ、現在はタルトゥ在住。フィンランドで園芸を、エストニアでエストニア語と文学を学ぶ。作家、翻訳家、文化イベントの主催者、エストニア語とフィンランド語の教師として活躍。2011年、自身の児童書を刊行する出版社ケロパーを設立。13点の児童書を執筆し、その多くがリンドグレーン風の推理小説で、小さな町を舞台に子どもたちが謎解きや冒険をする。失業や強欲など、現代の社会問題をあつかう作品もある。作品に、「ぬすまれたオレンジの自転車」(2008)、エストニア文化基金の児童文学賞を受賞した「かくされた銀の宝箱」(2009)、「なぞの花どろぼう」(2011)、「すばらしい船ヨンム号」(2016)など。本作は、2017年優良児童書賞の候補となった。
出版社 | Kirjastus Keropää |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-9949-9868-1-1 |
ページ数 | 157頁 |
サイズ | 22×16 |
対象年齢 | 7歳から |
キーワード | 盗み、推理 |
Fantoomrattur
- Text: Mika Keränen | Ill. Marja-Liisa Plats
- Kirjastus Keropää
- 2017
- 157 pages
- 22×16
- ISBN 978-9949-9868-1-1
- Ages 7 +