海辺の少年(アルバニア・読みもの・アルバニア語)
Djali qe shikonte detin
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『海辺の少年』
ひなびた漁村で育った少年は、幼くして母を亡くした。船乗りの父が再婚すると、父との関係が悪くなった。少年は家出をして冒険の日々を送り、生きるために懸命に働いた。8歳から絵を描きはじめると、港湾都市ドゥラスで描いた似顔絵が、アルバニア王家一族の目にとまる。王家の援助で学校に通えることになり、やがて本や雑誌のイラストレーションを手がけるようになる。優れた才能のおかげで、首都ティラナの美術学校を卒業してローマに留学、その後イタリア政府の支援を受けてミラノで学ぶことができた。本作は、イタリアで活躍したアルバニア人で、著名なポスト・キュビスムの画家である、イブラヒム・コドラの伝記的作品。
*作家について 1960年、ヴロラ生まれ。文学と文芸批評を学ぶ。児童書・YA作品を35点以上執筆。アルバニア文化省の児童文学賞を1997年、2002年、2019年に受賞。子ども向けの作品に「しあわせをもとめて」(1999)、「わたしの殻にさようなら」(2001)、「ミモザ通りのモンスター」(2002)、「浮島の冒険」(2006)などがある。
出版社 | Dyrrah |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-9928-4316-3-9 |
ページ数 | 198頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 11歳から |
キーワード | イブラヒム・コドラ、 画家、絵画 |
Djali qe shikonte detin
- Viktor Canosinaj
- Dyrrah
- 2017
- 198 pages
- 21×14
- ISBN 978-9928-4316-3-9
- Ages 11 +