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人形つかいマリオのお話(読みもの・原作ドイツ)

ラフィク・シャミ 作 | 松永美穂 訳 | たなか鮎子 絵

カテゴリー: おすすめ!世界の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『人形つかいマリオのお話』

マリオネット人形つかいのマリオは、長い間貧しかったが、「王子さまと貧しい農家の娘」という演目が大当たりして金持ちになる。ところが、人形たちは同じ演目を何度も上演するのに飽き、劇への情熱が感じられないマリオに反発して、はさみで糸を切り、姿を隠す。そこで、マリオは人形たちに謝罪し、新しい演目を見せるようになる。「シタクナイ王妃」「ヤラナイ王子」など人形の名前が楽しい。著者の故郷であるシリアの、独裁者と勇敢に戦おうとした子どもたちに捧げられた作品で、権力や自由について考えさせられる。(土居)

出版社 徳間書店
初版年 2020年
ISBN
ページ数 120頁
サイズ 22×16
対象年齢 9歳から
キーワード 人形劇、人 形、反抗

  • 2020
  • 120 pages
  • 22×16
  • Ages 9 +