スベらない同盟(読みもの)

にかいどう青 著/北村みなみ 装画

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『スベらない同盟』(Suberanai domei)

自分が学校の人気者で、いじめられている「かわいそうな級友」を救ってみんなに認めさせるつもりが、その思い上がりのためにしっぺ返しをくらう中学2年生のレオを描いた作品。

レオは、ある日、前の席の恵一がトイレに閉じ込められているのを助ける。レオたちの担任の先生は恵一に対するいじめを知り、レオに恵一の面倒を見てくれと依頼する。

レオは恵一を軽音楽部に誘うが、恵一に文才があることを知り、恵一をいじめられっ子から人気者に変身させるために、ふたりで漫才コンビ「スベらない同盟」を組み、恵一が書いたネタを文化祭で演じることにする。

ところが、夏休みを境に、レオの立場が大きく変化する。恵一をいじめていた級友が、レオをいじめのターゲットにするのだ。それに加えて恵一も、レオが自分に近づいたのは先生に言われたからだと知り、レオから離れていく。そこでレオは独りで文化祭に出場することにする。

友だち関係の難しさ、思春期に誰もが抱えるコンプレックスや自意識過剰な様子が、登場人物どうしのユーモラスな会話から浮かび上がってくる。後半にある読者を驚かせるしかけも興味深い。(土居)

出版社 講談社
初版年 2019年
ISBN
ページ数 256頁
サイズ 20×14
対象年齢 13歳から
キーワード 友だち いじめ 漫才 ジェンダー

  • 2019
  • 256 pages
  • 20×14
  • Age 13 +

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