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久しぶりの詩(中国・読みもの)

隔了那么久的一首诗

梅子涵 文、王笑笑 イラスト Mei Zihan / Wang Xiaoxiao

カテゴリー: 日中韓共同プロジェクト読みもの/chapter books and novels

第2回テーマ「家族」

『久しぶりの詩』

祖母と一緒にいとこの家に行くと、私はいつも特別ゲストのような扱いをされる。でもそこには一緒に遊んでくれる子どもがいないので、足早に叔母の家へと向う。私たちが帰ろうとすると、叔父はいつも家にある良いものを持ってきて私たちにくれようとするのだった。その時おぼろげに理解できたのは、小さな子どもはこのような美しさの中を歩いていくなかで美しさを知り、心の中で美しさの味も知るが、それを表現することはできず、結局はただそこに積み重なっていくだけだということ。しかし、それは後にさらによい味となり、真の詩や歌になる。詩や歌が書ける人は、大人になってから子どもの頃の味をよりよく感じることができる人である。

児童文学の有名な作家である梅子涵は、美しく感動的でありながらも、静かで温かみのある筆致で、子どもたちに対する家族の愛情の美しさと温かさを描いている。そして、新世代画家の王笑笑による新鮮で素朴で、皆に訴えかけるような描写は、子どもたちによりよい読書体験を与えてくれている。

出版社 江蘇鳳凰少年児童出版社(江苏凤凰少年儿童出版社)
初版年 2020年
ISBN 9787558417566
ページ数 72頁
サイズ 179×216
対象年齢 7歳から
キーワード 家族 愛 美

隔了那么久的一首诗

跟着外祖母去表舅家,总会得到贵宾般的款待,可是“我”却嫌他们没有小孩子一起玩,急急忙忙地跑去了姨妈家。直到快要离去的时候,看舅舅恨不能把家里所有的好东西都给我们带走,才恍恍惚惚地明白:小孩就是这样走在美丽里,知道美丽、心里有味道,却没有能力描述,结果只能简简单单堆在那儿成了一个后来的更加好的味道,甚至成为一首真正的诗和歌。一个会写诗写歌的人,童年的味道在长大以后就被真切地闻得更清楚了。
著名儿童文学作家梅子涵以优美动人而又沉静温厚的笔触,为孩子描摹了亲情的美好与温暖。而新生代绘画作者王笑笑清新、质朴、富于感染力的描画,更让为孩子的阅读体验愉悦升级。

A poem after such a long time

When I go with my grandmother to her cousin’s, I am always treated as an honoured guest; However, there is no children to play with me there, so I hurry off to my aunt’s. When it is time to leave, the uncle takes out and gives us all the good things in his house. Only then do I come to understand: a child knows and lives in beauty, but has no ability to describe. Therefore, the result can only be simply piled up to become a real poem and song later. A man who can write poems and songs can smell his childhood better when he grows up.
Mei Zihan, a famous writer of children’s literature, describes the beauty and warmth of family affection for children with her beautiful and warm pen. And Wang Xiaociao, the new generation of painting author, makes the children’s reading experience pleasantly upgraded by using fresh, simple and infectious painting.

  • Mei Zihan / Wang Xiaoxiao
  • Phoenix Juvenile and Children's Publishing Ltd.
  • 2020
  • 72 pages
  • 179×216
  • ISBN 9787558417566
  • Ages 7 +