トンネルの向こうに(読みもの・原作イギリス)
『トンネルの 向こうに』
コベントリーの空襲から逃れるため、バーニーと母は汽車に乗る。爆撃をさけようと汽車はトンネルで止まる。暗闇を怖がるバーニーに、同じ客車にいたおじさんが4 本のマッチをともしながら、ビリーという親友の戦争体験を語る。ビリーは戦場で勇敢に戦い、多くの勲章を手にし、ベルギーの村で泣いている子どもを救う。そして、ひとりの若いドイツ兵の命も救ったが、その兵士こそがヒトラーだった。実在の人物を題材に、巧みな構成で戦争の恐ろしさと虚しさを描く。おじさんの語りにひきつけられた読者は、物語の力にも気づくしかけになっている。(土居)
出版社 | 小学館 |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | |
ページ数 | 176頁 |
サイズ | 20×14 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 戦争 空襲 ヒトラー 命 |
- 2018
- 176 pages
- 20×14
- Ages 10 +