空気のかけら(韓国・読みもの)
Barameul Gareuda
2019_理解を深める本
『空気のかけら』
障害のある人たちが、それぞれ異なる視点で語る3つの短編が収録されています。最初のお話は、脳性麻痺の少年チャン・ウーと過保護な母親のお話です。あけすけに物を言う友だちができてから、いくらか傷つくことはあっても、チャン・ウーの毎日はいろいろな楽しみが増えていきます。ほかに、自閉症の兄の面倒をみるというむずかしい役目を引き受ける少女のお話、自閉症の生徒が安心できるように自分の厳格な態度を和らげることを学んでいく先生のお話が収められています。パステル調のイラストレーションは、登場人物の感情をよく表し、彼らが向き合っているむずかしい状況をうまく描きだしています。
この本は、読者、特に障害のない人たちが考えさせられる事柄をたくさん伝えています。3 つのお話は、読者に、共感と深い思いやりをもって、障害のある人びととその周りの人たちをつなぐよう呼びかけているのです。
出版社 | Samtoh |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978- 89-464-1929-2 |
ページ数 | 104頁 |
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Barameul Gareuda
- 2017
- 104 pages
- ISBN 978- 89-464-1929-2