レイン 雨を抱きしめて(ドイツ、読みもの)
Die wahre Geschichte von Regan und Sturm
2018_翻訳作品(英語からドイツ語)
『レイン 雨を抱きしめて』
自閉症のローズは11 歳。素数を楽しむこと、異形同音異義語を集めることに情熱を注いでいる。物語は、シングルファザーの父親がその状況に悩まされていること、嵐の夜に行方不明になった飼い犬のレインの捜索について、姪っ子のありのままを受け入れ理解する叔父について、ローズが最後に下す難しい決断について描いている。
ローズの視点と世界観を通して、彼女の人生に起きる出来事は、説得力をもって語られている。ローズの素数へのこだわりの描写からは、その個性が存分に伝わってくる。訳者は、英語の軽妙な会話を上手く生かし、ドイツ語の新しい語り口を表現している。
翻訳家について 1953 年生まれ。ハンブルク在住。ケルト語やスカンジナビア語を中心に言語学を学ぶ。1983 年より、ノルウェー語、オランダ語、スウェーデン語、英語、ゲール語、ドイツ語、ウェールズ語からドイツ語への翻訳に携わる。ドイツ児童文学賞の翻訳部門特別賞(2008)など、数々の賞を受賞。
日本語版
『レイン 雨を抱きしめて』西本かおる 訳/小峰書店/2016
出版社 | Königskinder |
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初版年 | 2015年 |
ISBN | 978-3-551-56013-1 |
ページ数 | 238頁 |
サイズ | 19×14 |
対象年齢 | 11歳から |
キーワード | 自閉症 父/娘 受容 |
Die wahre Geschichte von Regan und Sturm
- 2015
- 238 pages
- 19×14
- ISBN 978-3-551-56013-1
- Ages 11 +