「子どもの世界」の妖精物語(エストニア・読みもの)
Laste Maailma Muinaslood
2018_翻訳作品(ロシア語からエストニア語)
『「子どもの世界」の妖精物語』
「子どもの世界」は、モスクワで約60 年も続いている子どものための店。学校用品からおもちゃまで何でも揃っている。本作には、店のおもちゃのピンクのオオカミや巨大なネコ、片手しかないクマ、短かすぎる鼻のゾウなどが登場する。おもちゃたちは閉店後だけでなく、開店中も動きまわり、お客さんと交流する。だが、実はおもちゃたちの中に監督がいて、皆を操っているとわかる。ウサギが誰よりも惨めなことになった理由や、ライオンが百獣の王として残ることができなかった理由などが語られる。冒険と不条理が織り込まれた物語は、思わぬ展開で幕を閉じる。
翻訳家について 1970 年生まれ。タルト大学でジャーナリズムを学ぶ。子ども向け雑誌で編集長を務め、子ども向けと大人向けの小説の翻訳を行う。その後、子どものための笑い話、伝記、児童文学作家の子ども時代の話、子どもが書いた怖い話などを編集。2011 年にエストニア児童文学センターのバベルの塔名誉賞を受賞。2012 年、2016 年にも同賞の候補になっている。
出版社 | Tammerraamat |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-9949-565-35-1 |
ページ数 | 78頁 |
サイズ | 25×22 |
対象年齢 | 5歳から |
キーワード | 玩具 変身 |
Laste Maailma Muinaslood
- 2016
- 78 pages
- 25×22
- ISBN 978-9949-565-35-1
- Ages 5 +