青雲谷の童話(中国・読みもの)
Fairytale of Green Cloud Valley(from China)
第1回テーマ「環境」
『青雲谷の童話』(青云谷童话)
「ねえ、私、あなた、友だち、好き」。人間の男の子である‘古里’は、妖怪である‘古怪’の言葉を覚えた。 古里は桃源郷のような青雲谷に、古怪は雲にまで達するほど高くそびえる青雲山に住み、ふたりの間には心あたたまる交流があった。ある日、1426隻の船がとつぜん青雲口に押しよせ、スーツに革靴の男たちが、彼らの素朴でのんびりした生活に土足で踏み込んできた。青雲谷の住人の穏やかな生活はかき乱され、古怪と青雲山の動物たちは捕まってしまう。彼らを兄弟のように考えている古里は、彼らを助けようと必死になる。その後、洪水という危機にも襲われ、古里や古怪、そして青雲谷の者たちは生きのびるためにまた奮闘することになる。本書は、人と動物がたがいに信頼しあう不思議な関係を描いた希望の書であり、いろいろなことを読者に考えさせてくれる。
ジャンル:フィクション
出版社 | 新蕾出版社(天津)(新蕾出版社(天津)有限公司) |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-7-5307-6554-8 |
ページ数 | 208頁 |
サイズ | 146x200mm |
対象年齢 | |
キーワード | 環境、妖怪、自然破壊、洪水 |
Fairytale of Green Cloud Valley(from China)
- Text: Xu Zechen | Illus.Zhao Xigang
- 2017
- 208 pages
- 146x200mm
- ISBN 978-7-5307-6554-8