どこに行けばいいの?(韓国・読みもの)
Geogi, Naega Gamyeon Andwaeyo?
2018_文学作品(韓国語)
『どこに行けばいいの?』
まったく違う階層に生まれ育ちながら、互いに激動の人生を送った、ふたりの少女の成長を追う物語。スナムは貧しくて頼れる親戚もなく天涯孤独だが、人生の岐路に立つたびに人生の可能性を信じて、危険で厳しい道を選んでいく。チェリョンは知的で勇敢な少女だったが、国家的な悲劇や不公平な現実に直面し、どうしようもない挫折を経験する。物語は、日本による植民地化が行われた1900年代初頭の朝鮮半島から始まり、韓国、日本の京都、中国の満州、上海、そして米国サンフランシスコと舞台を移しながら、少女たちの人生を追っていく。作者は、帝国主義体制下の、女性に対する差別と暴力を糾弾し、歴史上無視されてきた女性たちの声を生き生きとよみがえらせている。
作家について 1962年、忠清北道の小さな町で生まれる。この世代でもっとも誠実な語り手といわれる作家。短編小説での受賞をきっかけに1984年に作家となり、これまでに60点ほどを出版。2004年発表の10代向け作品「ユジンとユジン」は、フランス、中国でも翻訳出版された。本作は、完成まで10年を要した。
出版社 | Sakyejul |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-11-6094-060-2 |
ページ数 | 610頁 |
サイズ | 19×12 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 1920-54年朝鮮半島 戦争 植民地化 暴力 大韓民国 |
Geogi, Naega Gamyeon Andwaeyo?
- 2017
- 610 pages
- 19×12
- ISBN 978-11-6094-060-2
- Ages 13 +