孤独な音色(アイルランド・読みもの)
A Lonely Note
2018_文学作品(英語)
『孤独な音色』
少年タリクは、街では暴力の危険に怯え、家では家族の諍いに悩まされていた。タリクにとって音楽だけが慰めだった。怒りっぽいが魅力的なレコード店の店主と友だちになってから、ジャズの世界を知り、なりたい自分の姿が見えてきた。しかし、あるとき、長い間恐れていた暴力がきっかけで、タリクは恐ろしい危険を冒すことになる。タリクはイラク系アメリカ人で、イスラム教徒。友だちになったレコード店主はイラク戦争の退役軍人で、PTSDを発症している。現代の米国と、伝統的なイスラムという異なる世界を結びつけ、予想外でありながら読者の心をつかんで離さない展開が待ちうけている。平和と暴力、信頼と不信、虚構と推理――ふたつの世界に捕えられたひとりの若者の物語。
作家について 米国モンタナ州で育ち、1972年に家族でアイルランドに移住。10代前半向けの小説で作家デビューし、これまでに7点を発表。本書は初のYA。大人向けの作品も手がけている。
出版社 | Little Island Books |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-1-910411-34-6 |
ページ数 | 248頁 |
サイズ | 20×13 |
対象年齢 | 15歳から |
キーワード | 音楽 暴力 いじめ イスラム |
A Lonely Note
- 2016
- 248 pages
- 20×13
- ISBN 978-1-910411-34-6
- Ages 15 +