189(ドイツ・絵本・ドイツ語)
189
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品
『189』
19 世紀、ドイツのハルツ山地にある鉱山の村。歌声で人々をなごませるカナリアには、暗い坑道で鳴くという使命があった。カナリアが鳴きやむのは、空気が薄くなっていることを意味していたからだ。ハルツ地方のカナリアは歌声で世界的に有名だった。あるとき、主人公のカナリアは188 羽の鳥たちとともに商人に買われ、アメリカに渡っていくことになる。こうしてカナリアの冒険の旅がはじまる。19 世紀の鉱山の生活や社会があざやかな色彩で描かれている。鳥の歌声や鳥の見る夢までもが美しく表現された、想像力をかきたてられる絵本。
●画家について/ 1985 年、ベルリン生まれ。ドイツのハンブルク応用化学大学とスイスのルツェルン応用化学芸術大学でイラストを学び、独自のビジュアル言語とスタイルをつくり上げ、2012 年からフリーの画家として活躍。2015 年には「物語の家のエマ」(マリャレーナ・レムケ文)でオーストリア児童図書賞を受賞。2021 年には絵本「おいしい! 蚊の冒険」と「どうぶつはここだよ」を発表。本作は2021 年にドイツ児童文学賞にノミネートされている。
出版社 | Aladin (Thienemann-Esslinger Verlag) |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-3-8489-0179-1 |
ページ数 | 42頁 |
サイズ | 32x25 |
対象年齢 | 5歳から |
キーワード | 鉱山、歴史、カナリア、低酸素症 |
189
- Ill. Klever, Elsa | Test:Dieter Böge
- Aladin (Thienemann-Esslinger Verlag)
- 2020
- 42 pages
- 32x25
- ISBN 978-3-8489-0179-1
- Ages 5 +