きいちごの丘(フィンランド・読みもの・スウェーデン語)
Hallobacken
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『きいちごの丘』
貧しい少女スティーナは、肺に問題がある別の子どもたちとともに、郊外のサナトリウムへ送られる。中世風の環境のなかでの優雅な暮らしを与えられるが、スティーナは6人のきょうだいと離れたことがさびしい。新しく友だちになったルーベンとスティーナは、ここ、きいちごの丘のすべてが見かけどおりではないと、次第に気がついていく。医者たちは不審な行動をとり、身体によいはずの新鮮な空気のせいで実際にはスティーナはどんどん元気をなくしているのだ。スティーナは、このサスペンスに満ちたYA 向けホラーストーリーにおける、すてきな、真の主人公だ。
●作家について/ 1980 年生まれのスウェーデン語系フィンランド人で、国営放送のジャーナリストであり、推理小説家でもある。最初の小説「夏の島」(2016)は一般向け作品。初の児童書である本書で、2019 年のルーネベリ賞を受賞した。「八番目の乙女」(2018)では、優れた推理小説に贈られる賞を受賞。YA 小説の近刊に、「夜の女王」(2021)と「ヘルメルスブルークの謎」(2021)がある。
出版社 | Schildts & Söderströms |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-951-52-4595-3 |
ページ数 | 130頁 |
サイズ | 21x14 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 病気、サナトリウム、秘密 |
Hallobacken
- Frantz, Eva
- Schildts & Söderströms
- 2018
- 130 pages
- 21x14
- ISBN 978-951-52-4595-3
- Ages 9 +