おにいちゃんとぼく(コロンビア・絵本)
¡Qué suerte tengo!
カテゴリー: IBBYバリアフリー図書、絵本/picture books
IBBYバリアフリー図書2021_ポートレイト
『おにいちゃんとぼく』
3 人の少年、ホセ、ホセの弟、弟の友だちのカルロスをめぐる物語の絵本です。語り手である弟は、兄のホセが視覚にたよらず、記憶の中でどこにでも行ける能力に驚き、その能力と勇気に感心しています。ホセは、自分をラッキーだと思っています。ホセは自分の犬を飼っているし、夜おそくまで両親に気づかれずに点字で本を読むことができるからです。ただ、カルロスの家では遊ぶときに散らかしてもいいけれど、ホセの家では、ホセが安心して安全に動けるように、いつもきれいに片付けておかなければなりません。
親しみやすいフォントや、やわらかなタッチのイラスト、部屋の中のおもちゃなどが魅力的に描かれている絵本です。ホセがベッドの中で本を読むシーンでは、2 ページにわたって、目の見える読者も一緒に点字を読むことができます。この本は、家庭や教室で、様々な能力をもつ子どもと一緒に読むことをおすすめします。障害そのものよりも、誰もがもっている個人の才能に目を向けることが、どれほど大切なのかを気づかせてくれるでしょう。
出版社 | Rey Naranjo Editores |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-958-56225-1-7 |
ページ数 | 32頁 |
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対象年齢 | |
キーワード |
¡Qué suerte tengo!
- Schimel, Lawrence | Mayorga, Juan Camilo
- Rey Naranjo Editores
- 2018
- 32 pages
- ISBN 978-958-56225-1-7