アントンとそのほかの不運(ウクライナ・読みもの・ウクライナ語)
Anton ta inshi neschastia
IBBYオナーリスト2020_翻訳作品(ノルウェー語からウクライナ語)
『アントンとそのほかの不運』
12歳のアントンは、まさに不幸としか思えない問題をたくさん抱えているが、いつも親友のイネが喜んで助けてくれる。アントンは父親に新しい奥さんを見つけようと、イネは両親を仲直りさせようとするのだが、なかなかうまくいかない。というのも、アントンの場合、父親の仕事が屋外トイレのセールスマン(当然女性にモテない)だからだ。だが、少しずついたずらを重ねていくうちに、ふたりの目的は達成目前にまで迫る。そしてその過程で、ふたりの友情はより深く、予想外のものへと変わっていく。
*翻訳家について 1959年リヴィウ生まれ。1982年、イヴァン・フランコ・リヴィウ国立大学ドイツ語学部卒業。ノルウェーのオスロ―大学のサマースクールやドイツのウクライナ自由大学でも学んだ。リヴィウの大学でドイツ語やドイツ文学の教鞭を執り、国立リヴィウ科学図書館の上級研究員や、フィンランドのウクライナ大使館で報道文化専門員として働いてきた。ノルウェー語、ドイツ語、スウェーデン語からの翻訳を手がけることで、ヨーロッパ近代文学をウクライナの人びとに紹介している。
出版社 | Vydavnytstvo Staroho Leva |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 987-617-679-532-2 |
ページ数 | 246頁 |
サイズ | 20×13 |
対象年齢 | 246歳から |
キーワード | シングルファザー、息子、劣等感、友情 |
Anton ta inshi neschastia
- Trans. Natalia Ivanychuk | Orig. by Gudrun Skrettig
- Vydavnytstvo Staroho Leva
- 2018
- 246 pages
- 20×13
- ISBN 987-617-679-532-2
- Ages 246 +