彼女が頼んだ(ノルウェー・読みもの・ノルウェー語)
Hun ba om det
IBBYオナーリスト2020_翻訳作品(英語からノルウェー語)
『彼女が頼んだ』
18歳で美しく怖いもの知らずのエマは、みんなの注目を集めたパーティーの翌朝、自宅の玄関先で倒れていた。前夜の記憶はまったくなかった。友だちにメールを無視され、学校ではコソコソと噂され、そしてだれかがSNSに「お手軽エマ」というフェイクアカウントで画像を投稿した。エマにとって忘れられないものとなる画像は拡散され、警察の捜査が始まり、静かな町は騒然とする。メディアは飛びつき、町の人びとは敵味方に分かれ、世界じゅうの人びとがエマを話の種にする。暴力行為によって人生を変えられた若い女性の悲惨な体験を通して、レイプと世間の目による制裁がもたらす破壊力を描く、強烈な作品。
*翻訳家について 児童・YA向けフィクションを中心に、英語、スウェーデン語、デンマーク語からの翻訳を行う。2017年に、イェシカ・シーファウエル「少年たち」の翻訳でノルウェー文化省児童書賞最優秀賞(翻訳部門)を受賞。2015年、2016年にも同賞候補となる。最新の訳書は、レイニ・テイラー「悪夢のネズミ」、ウルフ・スタルク『おじいちゃんとの最後の旅』(邦訳:菱木晃子訳、徳間書店、2020)。
出版社 | Kagge |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-82-489-2133-2 |
ページ数 | 250頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | パーティ、ソーシャルメディア、性的嫌がらせ |
Hun ba om det
- Trans. Line Almhjell | Orig. by Louise O´Neill
- Kagge
- 2018
- 250 pages
- 21×14
- ISBN 978-82-489-2133-2
- Ages 13 +