終末(スウェーデン・読みもの・スウェーデン語)
Slutet
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『終末』
今から4週間と4日後、彗星の衝突によって地球は滅びる。すべてが終わるとなると、突然日常が無意味に思えてしまう。交互に語り手となる十代のシーモンとルシンダは、迫りくる危機的な状況や、自分たちの時間が残り少なくカウントダウンされるという事実を知る。共通の友人が悲劇的な死を遂げると、その死の責任はだれに何にあるのかという疑問がふたりを結びつけ、物語の緊張感は高まる。気候変動や環境破壊といった、現代の問題に即した悲惨な未来をありありと描写するが、それ以上に、倫理や死、人生の意味について考えさせられる。
*作家について 1976年生まれ、ストックホルム在住。子ども向けから大人向けまで幅広くファンタジーやホラー作品を執筆する。最大のヒット作は、サラ・B・エルフグリエンとの共作「エンゲルスフォシュ3部作」で、2011年に出版されたシリーズ第1作の『ザ・サークル 選ばれし者たち』(邦訳:久山葉子訳、イースト・プレス、2014)は、アウグスト賞の候補にもなり、シリーズは25を超える言語に翻訳されている。2016年に、初めての児童書「夜の怪物」を発表。
出版社 | Rabén & Sjögren |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-91-29-70349-8 |
ページ数 | 511頁 |
サイズ | 22×15 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 世界の終わり、人生の意味 |
Slutet
- Mats Strandberg
- Rabén & Sjögren
- 2018
- 511 pages
- 22×15
- ISBN 978-91-29-70349-8
- Ages 13 +