さすらいの少年たち(インドネシア・読みもの・インドネシア語)
Anak Rantau
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『さすらいの少年たち』
15歳のヘピは、ジャカルタに住む都会の少年だったが、母を亡くして、スマトラ島の田舎の祖父母に預けられる。ヘピはジャカルタへ戻るチケット代を貯めようと、皿洗いや配達や小さなモスクの掃除をして働く。やがて村の少年アタルとゼンと友だちになり、3人は、警察が泥棒やドラッグの売人を捕まえる手伝いをはじめる。最初は村の暮らしが嫌でたまらなかったヘピだが、祖父や謎の老人パンデカ・ルコから多くのことを学び、次第に自分を追いやった父を許し、つらい過去を忘れることで、傷ついた心を修復していく。
*作家について 1973年生まれの作家。パジャジャラン大学で国際関係学を専攻。奨学金を得てシンガポール、ワシントンDC、ロンドンで学び、「テンポ」誌の記者としてインドネシアとアメリカで働く。デビュー作「5つの塔の国」(2009)は、2012年に映画化された。2012年にロックフェラー財団ベッラージョ・センターに、2014年にカリフォルニア大学バークレー校に招聘される。恵まれない子どもが幼児教育を無料で受けられるよう支援する組織「コムニタス・メナラ」の創設者でもある。
出版社 | PT Falcon Interactive |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-602-6714-53-4 |
ページ数 | 370頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 都市/田舎暮らし、祖父母、友情 |
Anak Rantau
- Ahmad Fuadi | 絵:Hadi Santoso
- PT Falcon Interactive
- 2019
- 370 pages
- 21×14
- ISBN 978-602-6714-53-4
- Ages 13 +