骨髄泥棒(カナダ・読みもの・英語)
The Marrow Thieves
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『骨髄泥棒』
地球温暖化により、世界を破壊寸前にした人類は、さらなる悪事を図る。北米の先住民を狩り、その骨髄を奪うようになったのだ。骨髄があれば、人類が失った、「夢を見る能力」を取り戻せると信じられていた。暗黒の世界で、先住民のフレンチーと仲間たちは、生きのびるために身を隠し、北方の古い土地を目指す。彼らは気づいていないが、仲間のひとりが、骨髄泥棒たちを倒すことのできる、ある秘密を握っていた。
*作家について メティ(カナダの先住民とヨーロッパ人との混血子孫)の作家、編集者。作品は外国でも出版されている。2007年に「赤い部屋」でデビュー。2013年に「銀河を育てた少女」を発表。2014年に、オンタリオ州首相文学賞の審査員団により、年間最優秀新進作家に選ばれ、先住民として初めてトロント公共図書館の招聘作家となる。2016年8月に「静かな習慣」を出版。本作は、カナダ総督文学賞とカーカス賞を受賞し、CBCラジオ番組「カナダ・リーズ」にも登場した。
出版社 | DCB |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-1-77086-486-3 |
ページ数 | 234頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 先住民、迫害、生き残ること、ディストピア |
The Marrow Thieves
- Cherie Dimaline
- DCB
- 2017
- 234 pages
- 21×14
- ISBN 978-1-77086-486-3
- Ages 13 +