青いつばさ(ベルギー・読みもの・オランダ語)
De blauwe vleugels
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『青いつばさ』
ヨシュより5つ年上の兄さんは、体は大きいけれど心は小さな子どものまま。大の仲良しのヨシュと兄さんのふたりは、あるとき、けがをしたツルのひなを見つける。けれども飛び方を教えようとした兄さんのせいで、ヨシュは非常階段から落ちて骨折する。兄さんを特別支援学校の寮に入れる話がもちあがり、一緒に家で暮らせなくなることを恐れたふたりは、成長した鳥をもとの群れにもどそうと、むこうみずな冒険の旅に出る。家族の問題をテーマにした心温まる物語。
*作家について 1972年、ベルギー・ルーベン近郊の村で生まれる。文学と演劇を学んだ後、小説、戯曲、詩を書きはじめ、子どもの本も手がけるようになる。マリット・テルンクヴィストが絵をつけた『おねえちゃんにあった夜』(2013、邦訳:長山さき訳、徳間書店、2015)はボッケンレーウ賞、(ベルギー・オランダ語圏の作家による児童文学作品に贈られる最高賞、本のライオン賞とも呼ばれる)と、オランダ・銀の石筆賞を受賞。本書も2019年銀の石筆賞に輝いた。
出版社 | Em. Querido's Uitgeverij |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-90-214- 1487-4 |
ページ数 | 184頁 |
サイズ | 14×22 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 兄弟、精神障害、逃亡 |
De blauwe vleugels
- Text: Jef Aerts | Ill. Martijn van der Linden
- Em. Querido's Uitgeverij
- 2018
- 184 pages
- 14×22
- ISBN 978-90-214- 1487-4
- Ages 10 +