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あの湖のあの家におきたこと(NF絵本・原作イギリス)

トーマス・ハーディング 文 | ブリッタ・テッケン トラップ 絵 | 落合恵子 訳

カテゴリー: おすすめ!世界の子どもの本ノンフィクション/nonfiction

『あの湖のあの家におきたこと』

作者の曾祖父が自然豊かな湖畔に建てた家の90年近い歴史を通して、戦争に翻弄される人びとの暮らしを描き出す。ユダヤ人の曾祖父一家は、ナチスが権力を握るとイギリスへ亡命する。その後、音楽好きな一家が移り住み、彼らがオーストリアに逃げると、その知人夫婦がその家に隠れ住む。戦後、湖と家との間に大きな壁、つまりベルリンの壁が築かれる。この家は長いこと空き家だったが、現在は作者の手によってレクリエーションセンターとなっている。家という定点から戦争、差別、分断の時代を見つめる視点が秀逸な絵本。(神保)

出版社 クレヨンハウス
初版年 2020年
ISBN
ページ数 44頁
サイズ 26×29
対象年齢 11歳から
キーワード 湖畔の家、迫害、戦争、平和

  • 2020
  • 44 pages
  • 26×29
  • Ages 11 +