BIB世界絵本原画展に出展

ブラティスラヴァ世界絵本原画展(通称BIB)は、1967年から隔年で行われている歴史ある絵本原画の国際コンクールです。ひとつの国から最大15人の作家しかエントリーできないため、厳選された最もクオリティの高いコンクールとされています。IBBY支部またはユネスコ国内委員会が国内選考をして出展するのが通例になっています。

このたび、第26回ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB2017)に出展する作家と作品が決まり、70点以上の原画がスロバキアに向けて送り出されました。(右の写真は、日通の美術品専門家が海外輸送に向け丁寧に梱包作業をしているところです)

国際コンクールの結果は9月8日に、スロバキアのブラチスラバ市で発表され、グランプリ1名、金のりんご賞5名、金牌5名が決定します。国際審査員には、前回グランプリを受賞した英国の画家ローラ・カーリン氏ほか、日本の広松由希子氏も選任されています。

 

■ BIB2017に出展が決まった作家と作品

あずみ虫 『わたしのこねこ』(文・澤口たまみ 福音館書店)
荒井真紀 『たんぽぽ』(金の星社)
荒井良二 『きょうはそらにまるいつき』(偕成社)
石黒亜矢子 『えとえとがっせん』(WAVE出版)
きくちちき 『ぱーおーぽのうた』(佼成出版社)
こしだミカ 『でんきのビリビリ』(そうえん社)
スズキコージ 『ドームがたり』(文・アーサー・ビナード 玉川大学出版部)
tuperatupera 『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)
どいかや 『ひまなこなぺ』(あすなろ書房)
中野真典 『どもるどだっく』(文・高山なおみ ブロンズ新社)
町田尚子 『ネコヅメのよる』(WAVE出版)
皆川 明 『はいくないきもの』(文・谷川俊太郎 クレヨンハウス)
ミロコマチコ 『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)
村山純子 『さわるめいろ1.2』(小学館)
ヨシタケシンスケ 『このあとどうしちゃおう』(ブロンズ新社)

 

■ 国内選考委員

笹本 純、広松由希子、松岡希代子、山田志麻子 各氏

(国内選考会:2017年4月24日/日本出版会館(東京都新宿区)、主催:日本国際児童図書評議会(JBBY)、協力: 読売新聞社・美術館連絡協議会)

 

 

■ 国内巡回展

日本から出展された原画ならびに、BIB2017の受賞作品は、読売新聞社・美術館連絡協議会が主催する国内巡回展でご覧になることができます。2018年夏からのスタートです。詳しくはまたHPで。

おたのしみに!