雨の後（スペイン・絵本）

2018_イラストレーション作品（スペイン語）

『雨のあと』

苦難を乗りこえ、環境に適応し、共同体が生きのびるために全員が互いに協力するという現代の寓話。洪水が起きて、森の動物たちは逃げ場を見つけなくてはならなくなる。子ギツネが水と食料を探してくると申し出るが、みんな意気地のないキツネには無理だと思い、他の者に使命を託す。文学作品や大衆文化において、キツネはいつもずる賢く他の者を騙す役回りとして登場する。しかしこの物語では、最後には誰も思いもよらなかったすばらしい貢献をして、みんなを驚かせる。
　イラストレーションは、アクリル絵の具で描いた後にデジタルでレタッチを施されている。

画家について　1985年生まれ。作家、イラストレーター。コルドバ在住。広告のポスターと絵本を専門とする。20点を超える作品を発表。フランス語、中国語、韓国語に翻訳された作品もある。2015年の第8回国際コンポステラ賞など多くの受賞歴を持つ。2015年、2017年のブラティスラヴァ世界絵本原画展に出展。