いってきます（ノルウェー・絵本）

2018_イラストレーション作品（ノルウェー語）

『いってきます』

文字のない絵本。引っ越し先の新しい学校で少女は孤立してしまう。ある夜、島で点滅する不思議な光を見つけ、行ってみることにした。少女は島でできた新しい友だちを家に連れ帰る。それがもとで学校の友だちが少女に関心を示すようになる。ところが島から連れてきた友だちはホームシックにかかってしまう。自分が楽しい思いをするために、誰かを引き留めておいてよいのだろうか。友情と孤独、疎外感の克服、自分の力の発見を描く心温まる物語。イラストレーションが少女の心情をストレートに伝えている。

画家について　1981年生まれ。ノルウェーとスウェーデンの芸術アカデミーで学ぶ。画家としての初めての絵本はカーリ・ティネン作 「バービィ＝ネッドと銃問題」（2011）。スケッチ、絵、コラージュを大胆に使った手法で数々の賞を受賞、新聞、書籍、雑誌にイラストレーションを提供する。その他の作品に「おそろしい休暇」（2013）、「ボール」（2014）がある。