ナブの旅(ポーランド・読みもの)
Wędrówka Nabu
2018_文学作品(ポーランド語)
『ナブの旅』
少女ナブが主人公。ある日、突然の火事で、ナブの村も、両親や兄弟と住んでいた家も燃えてしまう。ナブは、崩壊してしまった現実から抜け出して、「家が燃えない場所」を探しに行こうと決意する。ひとりで砂漠や海を越えるが、人びとの心無い言葉や、見えない壁、突然消えてしまう船に立ち向かわなくてはならない。象徴的な表現や隠喩には、現在、私たちが直面している難民の問題に対する様々な提起が込められている。短絡的な見方や解決策ではなく、この問題に向き合う覚悟、力強さが感じられる作品。
作家について 1960年生まれ。詩人、作家、翻訳家。子ども向け、大人向けともに手がける。カルロ・コッローディ作『ピノキオ』や、ジャンニ・ロダーリの短編集の翻訳も行う。本作は、2016年にIBBYポーランド支部が主催した文学コンクールで高く評価された。
出版社 | Wydawnictwo Austeria |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-83-7866-058-3 |
ページ数 | 56頁 |
サイズ | 21×21 |
対象年齢 | 8歳から |
キーワード | 移住 逃亡 外国 |
Wędrówka Nabu
- 2016
- 56 pages
- 21×21
- ISBN 978-83-7866-058-3
- Ages 8 +