ジバと呼んでください(イラン・読みもの)
Ziba Sedayam Kon
2018_文学作品(ファルシ語)
『ジバと呼んでください』
ジバ(美しいという意味)は、養護施設で暮らす少女。ある日、精神病院に入院している父親から助けてほしいと連絡がきた。ジバは、自分の誕生日に、父親が病院から抜け出すのを手助けし、ふたりは一緒に誕生日を祝う。ジバは、父親がどれだけ精神的に不安定なのかを徐々に理解していく。父親は怯えたり、怒ったり、訳のわからないことを言ったりする。それでも、施設の他の子どもたちと違い、ジバは父親のことが大好きで、父親もジバのことが大好きで、互いを必要としているのだ。父親が時にモンスターと化すことはあるけれど。
作家について 1962年生まれ。イラン・イラク戦争中に、戦場となった生まれ故郷のアバダンを離れる。様々な仕事を経験した後に作家となり、幅広い年齢層に向けた物語を執筆。題材は、市民への戦争の影響、移民、ホームレス、貧民街の子ども、10代の恋愛、10代特有の世界、社会から取り残された人びと、社会的タブーと、多岐に渡る。舞台設定も様々。2018年国際アンデルセン賞作家賞最終候補。本作は、IBBY Very Best Book(翻訳奨励作品) に選ばれた。
出版社 | Kanoon |
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初版年 | 2015年 |
ISBN | 978-600-01-0194-7 |
ページ数 | 191頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 父/娘 心の病 DV 暴力 |
Ziba Sedayam Kon
- 2015
- 191 pages
- 21×14
- ISBN 978-600-01-0194-7
- Ages 13 +