14歳(ドイツ・読みもの)
Vierzehn
2018_文学作品(ドイツ語)
『14歳』
ベーは14歳の少女。学期末のクラス旅行には病気で行けなかった。永遠に続くかのような長い夏休みを過ごし、新学期に学校へ行ってみると、クラスメイトはみんな夏の間に大きく変わっていた。ベーの人生もまた、両親の離婚、父親の新しい家族、そして初めての恋など、目まぐるしく動いている。本作は、作者が読者に語りかける形で、ベーの人生の中のたった1日を描く。物語の筋は、読者の想像に委ねられている部分もあり、簡潔で詩的な文章は、主人公の繊細な心の動きを伝えている。14歳という年頃が抱える不安や困難、希望を、見事に描いた作品。
作家について 1976年、ヘッセン州のリンブルク・アン・デア・ラーン生まれ。ベルリン在住。2004年にデビュー作でドイツ児童文学賞YA部門を受賞。本作は2017年同賞同部門にノミネートされたほか、ホワイト・レイブンズにも選ばれている。
出版社 | Carlsen |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-3-551-58359-8 |
ページ数 | 106頁 |
サイズ | 22×15 |
対象年齢 | 14歳から |
キーワード | 家族 離婚 孤独 愛 アイデンティティ |
Vierzehn
- 2016
- 106 pages
- 22×15
- ISBN 978-3-551-58359-8
- Ages 14 +