正義の声は消えない（NF・原作アメリカ）

『正義の声は消えない――反ナチス･白バラ抵抗運動の学生たち』

第二次世界大戦中のドイツ。ハンス・ショルは、14歳の時にヒトラーユーゲントに入ってリーダー的な役割を果たしていたが、17歳の直前に党大会に参加してヒトラーの台頭に疑問を持ち始める。兵役をしながら疑問を深め、1942年に大学に行くと、「白バラのビラ」というナチスに抵抗するビラを、仲間や妹ゾフィーと秘密裏に印刷して配り始める。ハンスたちは苦労を重ねてビラを出し続けるが、ついに逮捕され処刑されてしまう。若者たちが命をかけてヒトラーに抵抗する姿が強く印象に残る。（土居）