夜叉神川(日本・読みもの・日本語)
Yashajingawa

IBBYオナーリスト2024_文学作品
『夜叉神川』
「夜叉神」とは人を食う鬼神ともいわれ、人の心に潜む鬼のような気持ちを象徴している。川の流域を舞台にした5話の短編集。友だちと渓流釣りに出かけた少年が、生きものをいたぶる友だちを咎めると、川の向こうから不気味な声が聞こえてくる話。不登校になった少女が、部屋で見つけた古い金魚鉢に、意地悪をした子の魂を閉じこめる話。劇団のオーディションを受ける友だちのために、ライバルに呪いをかける話など。だれの心にも芽生える邪悪な気持ちと優しさをていねいにくみとり、ちょっと怖くてふしぎな物語に仕上げた文章が秀逸。
出版社 | 講談社 |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-4-06-521852-5 |
ページ数 | 235頁 |
サイズ | 19x14 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 短編、ホラー、欲望、執着 |
Yashajingawa
- Ando, Mikie
- Kodansha
- 2021
- 235 pages
- 19x14
- ISBN 978-4-06-521852-5
- Ages 13 +
Short stories, horror, desire, obse