手のしくみ（NF絵本・原作オーストラリア）

『すかしてビックリ！　手のしくみ』

宇宙人のポヨンとモクモクは、飛行中に宇宙船のエンジンが動かなくなり地球に不時着する。でも手のないふたりにはドアが開けられない。宇宙船の修理もできない。すると絵本に「ページを　めくって、うちゅうせんの　ドアを　あけてあげましょう。」と書いてある。読者が指示どおりにすると、宇宙船のドアが開き、手があるから開けることができるのだとわかる。ストーリーに沿って遊びながら手のしくみを学ぶ参加型科学絵本。絶妙なタイミングで登場する手の中の骨、筋肉、神経の絵にインパクトがあり、読者を引きつける。（代田）