風を待つ(オランダ・読みもの・オランダ語)
Wachten op de wind
IBBYオナーリスト2022_翻訳作品(スウェーデン語からオランダ語)
『風を待つ』
船乗りになって遠くの港へ行ったり、沈没しそうな船を助けたり、それがウィーケの海の夢。父親が恋人と同棲をはじめたせいで、家では母親が悲しんでいる。でも今は夏、祖父の住む島に来たウィーケには、すべてが遠く感じられ、祖父にもらった古いヨットに乗る準備をしている。いつもと変わらぬ島の暮らし、猛暑の日々……そこに突然、黒い帽子をかぶった少女ルートが現れる。ふたりに共通するのは、年齢と、同じ島にいるということだけ。しかし それ以上の何かがあることがわかるのだ。子ども時代の終わりのひと夏を描いた、感動的な物語。
●翻訳家について/アムステルダム大学でスカンジナビアの言語と文学を学び、1993 年から翻訳家として活躍。遠い国の言語や別世界をさまようのが好き。スウェーデン語からはミカエル・エングストレム「ドッゲ」、ノルウェー語からは、遊び心にあふれたマリーア・パル「ハート型ワッフル」やエンドレ・ルン・エーリクセン「パパがホモになった夏」、デンマーク語からはメテ・アイケ・ネーアリン「馬、馬、虎、虎」などの翻訳がある。
出版社 | Lannoo |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-94-014-7073-5 |
ページ数 | 196頁 |
サイズ | 22x15 |
対象年齢 | 11歳から |
キーワード | 夏、島、愛、家族 |
Wachten op de wind
- Trans. Custers, Bernadette | Orig. Oskar Kroon
- 2021
- 196 pages
- 22x15
- ISBN 978-94-014-7073-5
- Ages 11 +