たいへんな とりさがしの たび（ノルウェー・絵本・ノルウェー語）

IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品

『たいへんな とりさがしの たび』

キムとカールは、本当にいるのかどうかを誰も知らない、珍しい鳥を探しに出かける。行く先々で出会う鳥たちが、ふたりを導いてくれる。それにしてもなんて鳥たちだろう！ 無数の色鮮やかな空想の鳥が描かれていて、読むたびに新たな発見がある。筋立てはシンプルだが、まるで美を極めたような明るい刺激的な色合いが物語全体に流れる、想像力にあふれた創造的な本。幼い子どもから大人までを引きつける。また、どのページにもあっと驚く要素がある。

●画家について／ 1988 年生まれ。アイナル・グラヌム美術学校で学ぶ。2017 年のデビュー作「コーネリアとジャングルマシーン」以降、ノルウェーで人気の高いイラストレーターのひとりとなっている。ほかの作品は、「わたしのたんじょうびパーティーにだれがくる？」（2019）や「オオカミの森」（2020）など。