秋の太陽(ロシア・読みもの・ロシア語)
Osenneye Solntse
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『秋の太陽』
今日はナターシャ・ドロンディーナの日、明日はサーシャ・シュニーロワの日―。8年生のヴァスキンは、こんなふうにしてトゥマニー・ログ村で夏を過ごしている。ほとんどの住民が村を去ってしまい、3 世帯しか残っていないのだ。だから、ヴァスキンは交代で女の子たちと仲良くしていかなければならない。10 代の彼らは、けんかをしたかと思うと仲直りをしたり、周囲を探検したり、伝説を生み出したり。働いてはバカ騒ぎもする。何をするのも全力だ。ところが、ページをめくるたびにただ夏が終わるというだけでなく、世界に終わりが来るような説明しがたい不安がつのっていく。この夏がまるで最後の夏になるかのように。
●作家について/ 1975 年、ロシア連邦コミ共和国のボルクタの鉱山労働者の家庭に生まれる。1993 年に国立スィクトゥイフカル大学の歴史学部に入学。社会科学の教師を経て作家となり、YA 向けにSF 小説やディストピア小説を書く。「四月の友だち」(2000)、「プロローグ」(2016)、「サハリン島」(2020)などの作品で高い評価を受けている。
出版社 | Volčok |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-5-907180-56-7 |
ページ数 | 365頁 |
サイズ | 22x15 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 田舎暮らし、休暇、成長 |
Osenneye Solntse
- Text: Verkin, Éduard | Ill. Anna Žhurko
- Volčok
- 2021
- 365 pages
- 22x15
- ISBN 978-5-907180-56-7
- Ages 13 +