美しき野生(クロアチア・読みもの・クロアチア語)
Knjiga o prahu: Divlja ljepotica
IBBYオナーリスト2020_翻訳作品(英語からクロアチア語)
『美しき野生』(ブック・オブ・ダスト1)
フィリップ・プルマンの「ライラの冒険」シリーズ(邦訳:大久保寛訳、新潮社、1999-2002)の前日譚にあたる「ブック・オブ・ダスト」シリーズの第1巻。〈美しき野生〉とは、11歳の少年マルコムの小さなカヌーの名前だ。マルコムは、アリスとともに両親が営む水辺の宿で働いている。本作は、ふたりが豪雨と洪水のなか、暴力的な狂人に追われているときに、赤ん坊のライラを救う場面からはじまる。3人は、追っ手や数々の危険から逃れながら、ようやくロンドンにたどりつき、ライラにとって安全な場所を見つける。はらはらする冒険物語でもあり、生存と忠誠の物語でもある。
*翻訳家について 1970年、ザグレブ生まれ。1997年にザグレブ大学言語学部及びイタリア語学・文学部を卒業後、言語学で修士課程に進学、2012年に博士号を取得した。1999年より、V・S・ナイポール、カーレド・ホッセイニ、アンドレア・レヴィ、ハーパー・リー等による英語とイタリア語の作品をクロアチア語に翻訳している。長編映画やドキュメンタリーの翻訳、言語学に関する記事の執筆も行っている。
出版社 | Lumen |
---|---|
初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-953-342-113-1 |
ページ数 | 346頁 |
サイズ | 23×15 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 逃避、旅、冒険、ファンタジー、善悪 |
Knjiga o prahu: Divlja ljepotica
- Trans. Marko Kovačić | Orig.by Philip Pullman
- Lumen
- 2017
- 346 pages
- 23×15
- ISBN 978-953-342-113-1
- Ages 13 +