ようこそ、たのしい着がえ部屋へ（モルドバ・絵本・ルーマニア語）

IBBYオナーリスト2020_文学作品

『ようこそ、たのしい着がえ部屋へ』

服や履き物についての詩を収めた詩集。春の服、夏の服、秋の服、冬の服、と季節による４つの章に分かれている。遊び心のある愉快な雰囲気で、子どもたちがさまざまな服や靴の名前を知り、季節のうつりかわりを感じる手助けとなる。

＊作家について　1950年、ストラシェニのゲラウザ村に生まれる。モルドバ国立大学で文献学の学位を取得。専攻はジャーナリズム。1987年から青少年向けの雑誌を出版するフロリレ・ダルベ（白い花）に勤める。これまでに詩や散文の本を約30点出版し、うち10点が子ども向け。YA向けの小説では、第二次世界大戦後のシベリアへの強制移住やソビエト連邦崩壊後の移住など、モルドバ史の悲劇的な時代を描く。子ども向けの教育的な作品に「信号」（2000）、「おひさまの巣」（2003）、「どうして？ 知りたがりの女の子と男の子のための百科事典」（2011）、「ことばあそび」（2015）、「サクランボのイヤリング」（2017）、「ことばゲーム」（2017）などがある。