ブルー・インク・サークル(オーストリア・読みもの・ドイツ語)
Tintenblaue Kreise
IBBYオナーリスト2020_文学作品
『ブルー・インク・サークル』
12歳のビーネは、両親の営むカフェ「イグアナ」で、ミュージシャンや占い師などの常連客と過ごしながら、毎日楽しく暮らしている女の子だ。タトゥーアーティストになることを夢見て、日々、練習にはげんでいる。ところが、店の客の幼い息子が重い心臓病にかかっていて、手術を受けなくてはいけないということがわかる。また同級生でいじめられっ子のフィリップについても、意外な一面を知り、ビーネは強く惹かれるようになる。重い病を抱える少年やフィリップとの出会いを通して、少女が大きく成長していく物語。
*作家について 作家、画家。1980年、オーストリア生まれ。2018年にオーストリア児童文学賞を本作で受賞、また「おばあちゃんとニワトリとキャラウェーフリッツ」(2013)、「フリードリン・フランゼ、髪をきる」(2011)でも受賞している。絵をつけた作品に『口ひげが世界をすくう?!』(邦訳:若松宣子訳、岩波書店、2017)がある。
出版社 | Luftschacht Verlag |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-3-903081-19-2 |
ページ数 | 183頁 |
サイズ | 14×21 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 友情、死、初恋 |
Tintenblaue Kreise
- Michael Roher
- Luftschacht Verlag
- 2017
- 183 pages
- 14×21
- ISBN 978-3-903081-19-2
- Ages 12 +