コウノトリ ニローの幸せな飛行(ギリシャ・読みもの)
To iperoho taxidi tis Nilou
2018_翻訳作品(イタリア語からギリシャ語)
『コウノトリ ニローの幸せな飛行』
コウノトリの二ローは優雅で美しく「オリエントの女王」の称号を持つ。巣を離れた父はニ度と戻らず、ニローは父親を知らないが、毎晩父親を想って母親が歌う愛の歌を聞いて育った。やがてニローは成長し、別の場所へ渡る時が来る。旅立ちを想像し胸を躍らせるが、未来に何が待っているのか想像できない。身を守ってくれるのは自分の翼だけだ。ニローは、新しい世界への期待や、帰京の喜びだけでなく、空を飛ぶ幸福感、敵への恐怖、新しい出会いへの戸惑い、別れの寂しさを思うのだった。めぐる命について描かれた、子どもだけでなく大人にも向けて書かれた寓話。
翻訳家について 1971 年生まれ。アテネ在住。イタリア語と文学の学士号、翻訳と翻訳論の修士号を取得。およそ100 点の小説(子ども向け含む)をイタリア語からギリシャ語へ翻訳している。ジュゼッペ・コンテの「三等官」でヨーロッパ翻訳センター賞(2010)、フェルディアノ・セッシの「アウシュビッツの少女」でギリシャ文芸翻訳協会賞の子どもの本の翻訳部門で最優秀賞(2017)を受賞。
出版社 | Kalendis |
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初版年 | 2015年 |
ISBN | 978-960-219-999-2 |
ページ数 | 190頁 |
サイズ | 21×14 |
対象年齢 | 11歳から |
キーワード | 移住 旅行熱 ホームシック 家族 |
To iperoho taxidi tis Nilou
- 2015
- 190 pages
- 21×14
- ISBN 978-960-219-999-2
- Ages 11 +