鳥たち（オランダ・絵本）

2018_イラストレーション作品（オランダ語）

『鳥たち』

パリにある2体の銅像の物語。一方は広場にあり（オーギュスト・ロダンの青銅時代）、もう一方は公園にある（アリスティド・マイヨールのイル・ド・フランス）。互いに姿を見ることはできるが、一緒になることは叶わない。しかし、鳥たちが毎日両方を行き来して、「彼はあなたが好きだよ」「彼女はあなたが好きだよ」と相手の気持ちを伝えていた。あるとき2体の銅像は撤去され、一緒に鋳造されてひとつの彫刻として生まれ変わる。

画家について　1990生まれ。ブレダのシント・ヨースト芸術アカデミーで学ぶ。愛、喪失、疎外というテーマに興味を持ち、科学、景観、文学、日常生活から制作のヒントを得る。2013年にフィープ・フェステンドルプ基金の奨学金を受ける。初めての子どもの本となる本作で、2017年にオランダで最も権威のある児童図書賞、ワウテルチェ・ピーテルセ賞の候補となり、ブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞。