ドームがたり(日本・絵本)
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
2018_イラストレーション作品(日本語)
『ドームがたり』
主人公は広島の原爆ドーム。1945年に世界で最初に原子爆弾が投下された跡に、唯一残された建物である。1915年に広島物産陳列館として建てられ、現在は広島平和記念碑となっている。ドームは、原爆が投下される前の繁栄の時代、破壊と爆発の連鎖反応、復興までの長い道のりを静かに語る。世界の核実験や原子力の発展への不安も示す。作家と画家は、調査や被爆者への取材などに2年を費やした。イラストレーションはダイナミックかつ繊細。爆発で飛びちった、裸眼では見えないほど小さいウラニウム原子の抽象的表現は、特に印象的だ。
画家について 1948年、静岡県生まれ。絵本、スケッチ集、漫画、映画や演劇のポスター、舞台装置、衣装、看板、包装デザイン、壁画ライブペインティングなど活動は多彩。『エンソくん きしゃにのる』(福音館書店/1990)、『サルビルサ』(架空社/1996)、『ブラッキンダー』(イースト・プレス/2008)など、多くの作品で賞を受ける。『やまのディスコ』(架空社/1989)は1990年の IBBYオナーリストに選ばれた。
出版社 | 玉川大学出版部 |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-4-472-05991-9 |
ページ数 | 34頁 |
サイズ | 31×26 |
対象年齢 | 7歳から |
キーワード | 1945年日本 広島 原子爆弾 |
- 2017
- 34 pages
- 31×26
- ISBN 978-4-472-05991-9
- Ages 7 +