空飛ぶアンジュベタのお話(スロバキア・読みもの)
Rozprávka o Lietajúcej Alžbetke
2018_文学作品(スロバキア語)
『空飛ぶアンジュベタのお話』
アルジュベタという女性の物語。アルジュベタには、空を飛びたいという願望があった。しかし、周りの人の言葉に耳を貸さなかったため、翼を失ってしまう。やがて、思わぬ形で翼を取り戻すことはできたが、親や祖父母、夫と3人の子どもと孫たちまでが、彼女のもとを去ってしまう。実は、この本全体が、作者から母親アルジュベタへの誕生日プレゼントになっている。隠喩に富んだ本作は、詩的な文章で綴られ、個人的であると同時に普遍的である。核となっているのは、欲望と痛み。思いやりのある人びとに囲まれていることの喜び、忍耐、個性、そして愛についての物語だ。
作家について 1959年、東部プレショフ生まれ。詩人、散文家、エッセイスト。現在はブラチスラバ教会の牧師でもある。子ども向け作品のデビュー作『ダミアンの川 愛と永遠のおはなし』は、1996年のIBBYオナーリストにも選ばれている。本作は、2016年秋の最優秀児童図書に選ばれた。
出版社 | Artforum |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-80-8150-157-9 |
ページ数 | 61頁 |
サイズ | 21×21 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 別れ 選択 家族 |
Rozprávka o Lietajúcej Alžbetke
- 2016
- 61 pages
- 21×21
- ISBN 978-80-8150-157-9
- Ages 9 +