明日は闇の中(ノルウェー・読みもの)
I morgen er alt mørkt: Marlens histoire
2018_文学作品(ノルウェー語)
『明日は闇の中』
世界に蔓延する伝染病が、ついにノルウェーの静かな通りに触手をのばした。少女マーリンは、身近な世界が壊れていくのを目の当たりにする。非人道的な行為や現実に直面する中で、人間らしさを保つための戦いが始まる。生き延びるために、愛、友情、家族のあり方など、あらゆることが試される。本作は3部作の第2巻。語り手のマーリンは、第1巻の語り手の少年のクラスメイトという設定。次の第3巻は、ふたりが直面している試練を双方が語る形式で書かれている。世界の終末後を描いた人気のホラー漫画『ウォーキング・デッド』(邦訳:風間賢二 訳/飛鳥新社/2011)や、マックス・ブルックスのホラー小説『WORLD WAR Z』(邦訳:浜野アキオ 訳/文藝春秋/2013)に似た話だが、本作は、愛と友情と悲しみも描いている点がユニークである。
作家について 1969年生まれ。編集者を経て作家になる。2005年に発表した、ファンタジーとノルウェーの神話を融合させたデビュー作が高い評価を得て、ノルウェー青少年文学賞を受賞。大人向けの犯罪小説のシリーズも共著で発表している。
出版社 | Cappelen Damm |
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初版年 | 2015年 |
ISBN | 978-82-02-51023-7 |
ページ数 | 285頁 |
サイズ | 21×13 |
対象年齢 | 13歳から |
キーワード | 伝染病 奮闘 死 ディストピア SF |
I morgen er alt mørkt: Marlens histoire
- 2015
- 285 pages
- 21×13
- ISBN 978-82-02-51023-7
- Ages 13 +