毛のある動物とない動物(デンマーク・読みもの)
Dyr med pels - og uden
2018_文学作品(デンマーク語)
『毛のある動物と ない動物』
家族の問題を抱えた少年フレディーが、自らの決断でその状況を乗り越えていく様子を描いた物語。フレディーは、これまでの自分の人生や、両親の離婚、母親が次々につきあう恋人たちのことを語っていく。フレディーは引っ越してばかりなので友だちはできないし、義理の兄弟姉妹たちとも長くは続かない。子犬を飼いたくても、母に犬アレルギーがあるので叶わない。そんなとき、フレディーは動物クラブのオーナーと出会う。ポジティブでユーモアがあり、逆境に立ち向って強く生き抜くフレディーの気持ちに共感して読むことができる。挿絵もフレディーの世界をうまく表現している。
作家について 1961年生まれ。作家、イラストレーター。子ども向けだけでなく、大人向けの作品も発表している。作品の多くは、人間や人間と動物の関係を探求し、孤独や、コミュニティから外れる存在をテーマとして、社会的立場が最も弱い者に寄り添って描かれている。文と絵の両方を手がけ、巧みに表現する作家である。
出版社 | Gyldendal |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-870-21-7873-9 |
ページ数 | 236頁 |
サイズ | 23×16 |
対象年齢 | 7歳から |
キーワード | 家族 離婚 ペット |
Dyr med pels - og uden
- 2016
- 236 pages
- 23×16
- ISBN 978-870-21-7873-9
- Ages 7 +