恋ちゃん はじめての看取り(絵本)
カテゴリー: IBBYバリアフリー図書、絵本/picture books
2017_共にたのしめる本
『恋ちゃん はじめての看取り――おおばあちゃんの死と向きあう』
この写真絵本は、『いのちつぐ「みとりびと」』シリーズの1冊で、大好きな92歳のおおばあちゃん・竹子さんの死と向きあった、小学5年生の恋ちゃんの体験を記録したものです。はじめて出合う死について語る、恋ちゃんのまっすぐな言葉によって、現実をありのままに切り取った臨場感あふれる写真がいっそう胸にせまります。カメラは、自宅で家族に見守られながら息を引き取る竹子さんを、目をそむけることなくとらえています。この写真絵本は、小さな子ども向けの作品にはめずらしいほど、包みかくさず、生から死への移行を間近に敬意をこめて見せています。難しいテーマを淡々と伝える姿勢と、作品のかもし出す穏やかで安らいだ空気は、障害のあるなしにかかわらず、いろいろな子どもたちに受け入れられることでしょう。
出版社 | 農山漁村文化協会 |
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初版年 | 2012年 |
ISBN | 978-4-540-11265-2 |
ページ数 | 32頁 |
サイズ | |
対象年齢 | |
キーワード | 写真絵本 |
- 2012
- 32 pages
- ISBN 978-4-540-11265-2